夏の冷え対策として、鰻を食べることを
お勧めしたことがあります。

そのときは、東洋医学的な観点から
五行説において、脾が土性と関係があり、
鰻は脾を温める代表的な食材と言われていることから、
昔から土用の丑の日には
鰻を食べる風習があることをご紹介しました。

薬味の山椒も脾を温め内湿を取り除く
漢方薬として使われているものです。

秋になって、急に寒くなってきましたが、
先日、夫の誕生日祝いに鰻重を食べたんです。
とてもおいしくいただきました。
最近の引越しの疲れが吹っ飛びました!

今回は、現代の栄養学的に
鰻のことを考えてみたいと思います。

鰻の栄養素① ビタミンA
ビタミンAは喉や鼻などの粘膜に働き、
ウイルスや細菌から体を守り風邪の予防に役立ちます。
表皮の新陳代謝を正常に保ち肌に潤いを与える作用もあります。

目の働きにとても重要なことは、昔から有名です。
不足すると「鳥目」とか「夜盲症」と言われる
暗いところで見えにくくなる症状が現れます。
鰻1匹で、成人が1日に必要とするビタミンAが摂れるんです。

鰻の栄養素② ビタミンB1
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働きがあり、
疲労回復や集中力の向上に効果があります。
ビタミンB1が不足するとエネルギーが足りなくなり、
イライラしたり、疲労などの症状が
現れたりしやすくなります。

鰻の栄養素③ ビタミンB2
ビタミンB2は頭髪・皮膚・爪等をはじめとする
体全体の健康の維持に必要な栄養素です。
細胞の再生向上機能があるため、
肌を美しくするといった美容面での役割も期待できるんですよ。
不足すると口内炎や皮膚炎等の原因にもなります。

鰻の栄養素④ ビタミンD
ビタミンDには、カルシウムやリンを
効率良く吸収する働きがあります。
骨粗鬆症の予防に
カルシウムと同時に摂取すれば、より効率的です。

最近では、免疫調整力の向上など
ビタミンDのさまざまな働きが
分かってきています。

鰻の栄養素⑤ ビタミンE
ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれています。
抗酸化作用による細胞の酸化防止、
LDLコレステロールの酸化抑制に役立ち、
肌の老化の抑えや生活習慣病の予防にも役立つんです。
血流改善にも有効です!

鰻の栄養素⑥ カルシウム
カルシウムの摂取量が不足すると、
骨粗鬆症の原因になります。
ビタミンDと同時に摂取することで
効率的に吸収できます。
鰻にはビタミンDも入っていましたね!

鰻の栄養素⑦ DHA・EPA
DHAは、頭が良くなると話題になった栄養素です。
記憶力の向上、認知症に対する効果が期待されています。
EPA・DHAはオメガ3系脂肪酸に分類され
サバ・イワシなどの青魚に多く含まれているので
積極的に青魚を食べる習慣をつけたいものです。
鰻にも青魚ほどではありませんが、
DHA・EPAが多く含まれているんですよ。

このように、鰻は栄養の宝庫なんですね!
夏バテに鰻、食べると元気になる
と言われるのも納得できます。

でも、カロリーが気になるところです。
タニタのカロリズムによれば、
鰻重は他の丼物と比べてカロリーが低いんですね。
https://www.tanita.co.jp/content/calorism/table/index2.html

鰻は決してお安くはないので、
しょっちゅう食べることはできないと思いますが
最近元気がないな、というときは
ちょっと奮発して食べてみるのもいいですね。