食欲の秋。いろんな食べ物がおいしい季節です。
キノコもおいしいですね。
そんなキノコの中で、調理もしやすく、
栄養の豊富な舞茸について書いてみましょう。

舞茸は、「山で舞茸を見つけたら村人が喜び、舞い上がり踊った」
という伝説があることから
“舞茸”という名前がつけられたと言われています。

舞茸は、とても栄養価が高い食材でありながら
低カロリーで、さまざまな調理方法で楽しめます。

今回は、舞茸の“美容効果”に注目して、
どんな栄養価が含まれているのかご紹介します。

<ビタミンB2>
キノコ類の中でも舞茸が最もビタミンB2を豊富に含んでいます。
ビタミンB2は、皮膚や粘膜などを健康に保ち、
肌荒れやニキビを防ぐ効果があります。

<トレハロース>
これからの時期は、乾燥による肌荒れが気になりますね。
舞茸には、皮膚の潤いを保つトレハロースが含まれているため、
皮膚の内部から乾燥を防ぐことが出来ます。

敏感肌の人は、自分に合った保湿剤を見つけるのが
難しいこともありますが、
食材で保湿効果を得られれば、ありがたいですよね。

<チロシナーゼ阻害物質>
舞茸の持つ成分の中で最も注目に値するのが、チロシナーゼ阻害物質です。
チロシナーゼ阻害物質は、
シミの原因となるメラニンの活性化を抑える働きがあります。

皮膚の劣化の原因の80%は紫外線と言われています。
紫外線にはUV-A、UV-B、UV-Cの3種類あります。
この3種類のうち、皮膚に影響があるのがUV-AとUV-Bです。

UV-Bは夏に強く冬に弱くなりますが、
一方のUV-Aは季節による紫外線の強さがあまり変わりません。
つまり、一年間紫外線対策をする必要があるということです。

舞茸は寒い季節に美味しい食材なので、
舞茸を食べて寒い時期も紫外線対策を内側からしっかり行いましょう!

<食物繊維>
キノコ類は食物繊維が豊富ですが、舞茸は
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類の食物繊維が含まれていて、
お通じをスムーズにしてくれます。

ちなみに、舞茸を1日に摂る量としては、
多くても約50gにしておくことをお勧めします。
舞茸の食物繊維が豊富なため、
食べる過ぎるとお腹を壊してしまう可能性があると言われています。

<ビタミンD>
ビタミンDは皮膚のターンオーバーを促す効果があります。
また、カルシムの吸収をサポートしてくれる役割もあるので、
歯や骨を丈夫に保つためにも日々食べたい食材です。

さあ、舞茸をどのようにして食べましょうか。
天ぷら? 炊き込みご飯?