新型コロナウイルスのオミクロン株は強力な感染力を持っていますが、
症状は軽いと言われています。
順調に経過すれば、普通のかぜと大きな違いはない、とも言われます。

その一方で、かぜと同じではない。
症状が軽く済んでも後遺症が残る人もいる。
とも言われます。

そして、ワクチンを打った人も打たなかった人も、
同じようにコロナウイルスに感染しているようです。
その割合も大きくは変わらないようです。

ワクチンは重症化を防ぐと言われていますが、
ワクチンを2回打った人と打っていない人とで
重症化のリスクも大きくは変わらないという統計も出ています。

また、コロナウイルスに何度も感染する人がいます。
ワクチンは効果的であると言いながら、
数カ月おきに打たないとダメだというのは、
この先も1年に何度も打ち続けるということなのでしょうか。

1年ほど前、重症化リスクとして肥満が大きいと言うデータが出ました。
糖尿病や高血圧なども重症化リスクを上げると当初から言われていますが、
糖尿病や高血圧、肥満を減らそうという動きは、
まったくないのではないでしょうか。

「基礎疾患がある人は気をつけましょう」
「ワクチンを打ちましょう」というばかりです。

コロナの重症化リスクを上げるだけでなく
さまざまな疾患に悪影響を与えうる肥満。
「基礎疾患」のなかには肥満は含まれていないでしょう。

また、リスクファクターとしてカウントされていないであろう
栄養不足や睡眠不足、過労。
普段の生活習慣は、統計には表現されにくく
評価が難しいものです。

ただ、毎日の生活習慣が肥満や免疫力低下をもたらすことは
みなさん、頭では分かっているのではないでしょうか。

でも、実際のところは、特に症状がなければ、
「まあ、しようがない」「ちょっとくらい、大丈夫」
の繰り返しで、少しずつ悪影響が出てきます。

気にすることがあるとすれば、健康診断のときだけ。
健康診断の少し前になると、急に食べ物に気をつけ出し、
検査結果の数値が基準値内に収まっていれば
「セーフ!」とほっと胸をなでおろします。

残念ながら、そのようなことの繰り返しでは、
本当の健康は得られませんね。

睡眠、食事、運動。
これらに日々気を付ける習慣を身につけることで
はじめて、何が起きても対処できる「備え」ができるのです。

ワクチンのように、○○ウイルスにだけターゲットを絞った
「予防」ではなく、全方位的に備えた、
真に健康な状態を、今こそつくりましょう。