食べたもので身体はできている、と言われます。
ただし、これは消化が正しく行われていれば、という前提があります。
栄養豊富な素晴らしい食事を摂っていたとしても、
消化器官が健康でなければ消化も吸収も十分にはできません。

消化器官とは、口腔、咽頭、食道、胃、小腸、大腸を指します。
これらの消化器官を良い状態に保っておくことは
何を食べるか、ということと並んでとても重要なわけですね。

糖質、タンパク質、脂質を三大栄養素と言いますが、
それぞれ消化される場所が異なります。
口腔では糖質のみ、胃はタンパク質のみ、
腸では糖質、タンパク質、脂質のすべてを消化します。

栄養素は、正常な発達の促進、身体の維持と修復のために利用されます。
食物中にある物質で、水、糖質、脂質、タンパク質、
ミネラル、ビタミンの6つのグループで構成されています。

ほとんどの食物は、代謝のための燃料として用いられ、
ATP、つまりエネルギーの形に変えられ、
生体の細胞のあらゆる活動を遂行します。

心身ともに安静であるとき、
身体が産生する熱の総量を基礎代謝と言います。
呼吸、心拍、血液循環、体温維持、腎機能など、
人が生きていくうえで最低限必要なエネルギー消費量のことです。

安静時の消費エネルギーのうち、1/4以上を肝臓が消費し、
次いで脳と筋肉がそれぞれ約1/5を消費します。

活動代謝とは、仕事や運動など、
日常的に身体を動かすことで消費されるエネルギーです。

ダイエットしたいのであれば、
お腹がすいたらすぐに食べるのではなく、
少し運動をしてから食べることを心がけましょう。
激しい運動をする必要はなく、5分間歩くとか、雑巾がけなど、
1日1回で良いのでやりましょう。

消化器官を良い状態に保つには、
暴飲暴食を避けることが大切です。

また、規則正しい食事、とは言われますが、
お腹がすいていないのに時間だからということで食べていると
身体の要求を超えて食べ過ぎることになってしまいます。

身体の声を聴く、つまり、空腹を感じてから食事をする。
満腹になるまで食べない。つまり腹八分。
簡単なようで、なかなかできていないものです。

栄養を摂ることばかり考えていると、
身体に良いと耳にした、あれもこれも食べてしまい、
結果的に食べ過ぎていることがあります。

今一度、食べることについて考えてみませんか?