あちこちで金木犀の香りがします。
今年の関東は、金木犀が例年よりずいぶん早く咲き始めました。
急激に気温が下がって、気温の低い日が続いたことで
金木犀も秋が来た!と思ったようです。
金木犀だけでなく、人間も急激な気温の変化にはびっくりします。
そんな季節の変わり目は自律神経が乱れやすいもの。
乱れがちな自律神経を整える方法はいろいろありますが、
爪もみもそのひとつです。
ここでは、簡単にその方法をお伝えしましょう。
爪の根元部分を親指と人差し指(中指)で持ち、
ギューっと少し痛いくらいに10秒ほど押します。
押しながら軽くねじるように動かしてもいいですね。
実は、この方法は指によって作用が異なることが知られています。
気になる症状がある方は、
該当する指を長めに20秒ほど押してみてください。
・親指:肺などの呼吸器
(アトピー性皮膚炎、咳、喘息、リウマチ、ドライマウス、円形脱毛症など)
・人差し指:胃や腸などの消化器
(潰瘍性大腸炎、クローン病、胃・十二指腸潰瘍、胃弱など)
・中指:耳の症状
(耳鳴り、難聴など)
・薬指:ふだんはもまない!(交感神経を優位にする)
(軽いうつや低血糖、だるい・眠い、など)
・小指→心臓や腎臓などの循環器
(動悸、腎臓病、頻尿、手足のしびれ、不眠、高血圧、肩こり、腰痛、頭痛、更年期障害など)
東洋医学では、全身に経絡という気の通り道があり、
自律神経の走行と関連が深いと考えられています。
この経絡は各指先まで通っていて、それぞれ臓器とつながっているため
指先から臓器に影響を与えられるということですね。
入浴時や寝る前に爪もみをする習慣をつけると、
リラックス効果も高まって質の良い睡眠をとることができます。
リラックスしたいときには、薬指だけは避けた方がいいでしょう。
逆に興奮させてしまいますから。
爪もみをしてみると、血行が良くなるため
一時的に痛みや症状が増す場合もあります。
回数を加減して、様子を見ながら行いましょう。
緊張したときにも有効です。
歯医者さんで緊張してしまったときに
これで落ち着くことができます。
病院で血圧を測ると必ず高くなる、というような方も
その場で役立つだけでなく、
もともと緊張しやすいわけなので、
普段から爪もみをすることで、少しずつ緊張しにくくなると思いますよ。
爪もみで自律神経を整える
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