私がホメオパシーを学び始めて間もなく
知り合いの方から相談を受けました。

飼い犬がてんかん発作を起こすので
薬を飲ませているのだけれど
発作は全然なくならなくて
肝機能が悪くなってしまった。

ホメオパシーで何とかならないか?
当時はまだ学んでいる最中の学生でしたので
専門のホメオパスのスーパーバイズを受けながら
診ていくことにしました。

最初にこのワンちゃんに会いに行ったとき、
家の近くをお散歩中だったのですが、
私が車を止めて窓を開けるなり、
嬉しそうに跳びつかんばかりでした。
見るからに人懐こいワンちゃんでした。

ホメオパシーでは、特に慢性的な問題の場合
性格のようなものも考慮に入れてレメディを選びます。
選んだレメディを水に溶かして飲ませました。

最初の変化は毛並みがすごく良くなったこと。
散歩に行くと、近所の人からも
「すごく調子よさそうだね」
と声を掛けられるほど。

その後、様子を見ながらレメディを変更していき
次第にてんかん発作はなくなっていきました。
ワンちゃんとしてはかなりの長生きでした。

その間、体調が悪いときなどに相談を受け
ずっとホメオパシーで体調管理をしてきました。

4年ほど前に亡くなりましたが、そのとき、火葬場の方が
「こんなにきれいなお骨は見たことがない」
と驚いていたそうです。

真っ白でとてもきれいなお骨だったとのこと。
ということは、ホメオパシーによって
体内の状態がとてもよかったということかもしれません。

ホメオパシーは、理論上物質の分子がなくなる程度まで
稀釈してレメディを作ります。
そのため、現代の科学では、そのようなものがなぜ効くのか
証明ができないのです。

その効果はプラセボ効果なのではないか、ともよく言われることです。
しかし、ホメオパシーは動物にもとてもよく作用します。
動物には、自分たちが何を投与されているのか知りようがありませんので
プラセボ効果とは考えられません。

また、人間でも、子どもたちにとてもよく作用します。
赤ちゃんには何を飲まされているか、分かりませんので、
プラセボ効果とは言えません。

動物や子どもたちによく作用するのは、
現代の大人ほどさまざまな環境要因で
複雑になっていないからだといわれます。
都会よりも田舎の人の方がホメオパシーがよく作用するともいわれます。

イギリスには、獣医ホメオパスといって、
動物をホメオパシーで診る獣医がいます。
そのお一人がGeoff Johnson先生です。

先生は、ご自身の花粉症が一夜にして治ったことから
ホメオパシーの勉強を始められたそうです。
イギリスでは、人のホメオパスは
動物をホメオパシーで診ることができません。

人のホメオパスの資格と動物のホメオパスの資格は別なのです。
Geoff先生はそのどちらもお持ちで、
動物の飼い主さんの治療もされています。

動物が飼い主に影響を与えていたり、
逆に飼い主の影響を動物が受けていたり、
ということもあります。
その両方を診ることができる貴重な存在です。

Geoff先生のお話を、こちらの動画でぜひお聞きください。
https://www.youtube.com/watch?v=V4EuEroEJjQ&t=3s