四十肩・五十肩によいレメディとして、
以前アルニカをご紹介しました。
「いきなり!ホメオパシー四十肩・五十肩編」
という私のセミナーに参加されたかたで
実際にアルニカを摂って劇的に改善された方がいらっしゃいます。
7か月以上前から左肩に痛みがあり、服を脱ぎ着するのが大変で
痛みのために夜中に目が覚めてしまうこともあったほど。
病院に通って注射を打ってもらっても、
数日で痛みが戻ってしまったそうです
セミナー後にアルニカを摂って数日で痛みが和らぎ、
痛みがだるさに変わり、やがて消えたとのことです。
アルニカはあらゆるケガの初期段階にとても良いレメディです。
でも、アルニカで四十肩・五十肩があまり良くならないこともあります。
そんなときにぜひ使っていただきたいレメディがあります。
レメディ名は「ルータ」。
ヘンルーダというミカン科の植物から作られたレメディです。
このレメディは、腱や骨に近い部分を傷めたときの
一番のレメディと言われているのです。
四十肩・五十肩は、肩こりとは異なり、
関節周囲の線維組織の炎症です。
レメディの作用部位がぴったり当てはまります。
それだけでなく、アルニカで完全に良くならなかった場合に
ルータを使うことで良くなることがあります。
・ケガをした後、骨膜や腱の上に小結節ができて、
その部分が敏感になっているとき。
・痛みだけでなく、落ち着きがなくなっているとき。
こんなときにもルータが役立ってくれます。
疲労で悪化するような症状があり、
捻挫だけでなく、手の使い過ぎで線維質の
こぶのようなものができた場合にも使えます。
興味深いのは、眼精疲労にも使えることです。
眼精疲労は、目の使い過ぎで目の周りにある
筋肉のコリのようなものと考えられます。
目を動かす筋肉は、目の周りを覆う強膜に
腱を介して付着していますので、
この部分の症状にも良いのでしょう。
目に関する症状はほかにもあります。
・眼精疲労から頭が痛くなる。
・細かい仕事をすることで目が火の玉のように灼けるようになる。
・目の調節障害で目がかすんだり、ものが遠くに見えたりする。
そのほかにも、特徴的な症状がいろいろあります。
・打撲していなくても、打撲したような
・ヒリヒリうずくような症状があれば使えます。
・動きたくないけれども、動くことで好転する。
・背中や腰の痛みは、仰向けに寝ることで好転する。
・冷えることで悪化、寒くて湿った天気で悪化。
・横たわったり、痛い側を下に横たわったりすることで悪化。
・椅子から立ち上がるのに多くの努力を要し、よろめく。
・座っているとき、または歩いた後に、
・気だるく、とても疲れたと感じる。
・とても喉が渇き、氷のように冷たい水を欲しがる。
ケガをしたときの救急レメディとして
ぜひ使っていただきたいもののひとつです。
アルニカを使って思ったほど良くならなかったとき。
関節の辺りのケガでより深いところにダメージがある場合。
きっと役立ってくれるはずです。