先日、ホメオパシーで花粉症対策という記事を書きました。

ホメオパシーはセルフケアに役立つのですが、特にケガにはとても使いやすく、ホメオパシーを使い始めるにはうってつけです。

数か月前、○十年ぶりにヨガをやって、その日の午後は、体中が筋肉痛になりました。「このままだと、明日も体がバキバキだなあ」と思い、あるものを摂ることにしました。

そのあるものとは・・・

ホメオパシーのレメディ、アルニカです。アルニカというのは、日本名「ウサギギク」という黄色い花を咲かせる高山植物です。この植物のアルコール抽出物を希釈・振盪を繰り返すことによって活性化し、小さな砂糖玉の表面にしみこませて使います。

これがアルニカのレメディです。

ホメオパシーでは「ケガにはアルニカ」と、合言葉のように言われます。ほんとに、様々なケガに対処できるんです。

打撲、出血、筋肉痛、関節痛、、、特に、痛くて、動かしても楽にならないようなとき。

どんなケガでも、ケガ直後は腫れ、痛みが出るものです。それを楽にしてくれるのです。

抜歯をして出血がなかなか止まらないとき、腫れがなかなか引かないときにも役立ってくれます。

私自身、親知らずを抜いたとき、歯科医からは鎮痛剤と抗生物質が処方されましたが、いずれも使わずにきれいに治りました。

さて、私の筋肉痛ですが、、、

レメディを摂ってしばらくすると、次第に痛みが和らいできて、夜寝る頃には、ほとんど痛みを感じなくなりました。翌日は、多少痛みがありましたが、不快なものではありませんでした。

普通の鎮痛剤というのは、たいてい解熱作用もありますから、体温を下げます。そうすると、どうしても血流が悪くなり、かえってケガの治りを遅くします。胃が痛くなったりする人もいますよね。その点、アルニカのレメディを摂ると、出血が止まり、腫れが取れて、血流も良くなり、痛みが軽くなってケガの治りが早まります。

今回、自分で摂ってみて改めて感じたのは、レメディを摂ることで完全に痛みがなくなるわけではなくても、楽に動かせるようになり、それによってケガの治りが早くなるということ。無理やり痛みを抑え込むという不自然な形の痛み止めではないのです。

そういえば、夫が五十肩で腕が上がらなかったとき、アルニカを1粒摂ったところ翌日には少し楽になり、もう1粒摂った1週間後には「10年前の肩に戻った」、1か月後には「25年前の肩に戻った」と言っていました。肩が痛くて腕が上がらなかったわけですが、痛みが軽くなることで動きやすくなり、さらに動かすことで可動域が広がる、ということです。ケガをした後のリハビリにも良いことが分かります。

実際、スポーツ選手がホメオパシーを取り入れています。2002年のサッカーW杯直前にベッカム選手がケガをして出場が危ぶまれましたが、奇跡的な出場を果たしたのはホメオパシーのおかげだと言われています。

また、ドイツのプロサッカーチーム、ブンデスリーガ1部、2部のチームドクターの90%以上がトレーニングにホメオパシーを取り入れた治療をしています。

陸上のウサイン・ボルト選手は、若いころから側弯症というハンディがあって筋肉への負担が大きいため、トレーニングにホメオパシーを取り入れることで乗り越えることができているといいます。

ホメオパシーは本来、一人一人のそのときの状態に応じたレメディを摂るものですが、ケガをした直後の状況というのは、みな同様です。そのため、「ケガにはアルニカ」というように、誰にでも同じレメディを使えるんです。

ホメオパシーのレメディというのは、直径3㎜程度の小さな砂糖玉になっていて、それを1粒摂るだけで変化がもたらされます。

みなさんも、このホメオパシーレメディの働きを感じてみませんか? ケガだけではなく、さまざまな慢性的な問題にも良い変化をもたらします。

もう少し詳しく知りたい!というかたは、こんなものに挑戦してみてもいいかもしれません。

ホメオパシー検定(初級)

ホメオパシー検定(初級)公式テキスト