先日の記事で、旅先の常備薬として
漢方薬の葛根湯をご紹介しました。

では、ホメオパシーのレメディを旅先に持っていくとしたら
どんなレメディが良いでしょうか。

以前のブログで「ケガにはアルニカ」という記事を書いていますが
このアルニカは、その第一候補です。
ケガの中でも、出血したときにはとても頼りになります。

アルニカには、止血作用があるのです。
ケガではありませんが、歯を抜いたときに
血がなかなか止まらないことがありますが、
そんなとき、実にうまく働いてくれます。

普通の歯医者さんであれば、抜歯して出血を止めるために
ガーゼで圧迫するのですが、出血が多いと
ガーゼがたくさん必要になります。

一方、あるホメオパシーを使う歯医者さんでは、
抜歯で出血が止まらないとき、
アルニカのレメディを患者さんの口の中に入れるのだそうです。

そうすると、みるみる血が止まります。
そのおかげで、使うガーゼも少なくて済むそうです。

外に出血したときだけでなく、
打撲して内出血を起こしているときも役立ってくれます。
ということは、頭を打ってコブができたときにも使えますね。

実はアルニカは、コブのような軽い打撲だけでなく、
強く頭を打って脳震盪を起こしたようなときにも使われます。
もちろん、頭を強く打った時には、重篤な損傷が起きている可能性もありますので
病院へ行く必要があります。

病院へ向かいながらアルニカを頻回に摂ることによって
出血や腫れ、炎症を最小限に食い止めることができます。

アルニカは出血の他、捻挫や筋肉痛にも使うことができます。
旅先で長距離を歩いたり、山登りをしたりすれば
筋肉痛になりますが、筋肉痛を残さないためにも
たくさん動いた日の終わりにアルニカを摂っておくと安心です。

慣れない道で捻挫をしたりすれば、
その後の日程にも支障が出てしまう可能性がありますが、
アルニカを摂ることで、完全に、とまではいかなくても
腫れや痛みが軽減して、楽に動けるようになるでしょう。

私自身、数年前の大雪のとき、半日くらい駐車場の雪かきを
一人でしたのですが、その後、アルニカを摂ったところ、
翌日も翌々日も、まったく筋肉痛を感じることはありませんでした。

旅先で、いつもとは違ったアクティビティに
挑戦することもあるかもしれませんね。
慣れない動きで筋肉痛になるかもしれませんが
アルニカは、きっと助けになってくれるでしょう。

こう考えてくると、旅先に限らず、
いつも携帯しておくと良さそうに思いませんか?
特に運動する方は、スポーツバッグに
常に入れておくべきものだと思います。

毎日の生活の中でも必ず役立ってくれるので、
バッグの中にアルニカを入れておくと
いざというときにも安心ですね。