仕事で宿泊することが多くなった埼玉県和光市。
和光市駅前の歩道を歩いていたら、足元に
原子番号10 元素記号Neというプレートが!?

ということは、これは続いているってこと?
というわけで、もう一度駅の出口まで戻ってみました。

すると、原子番号1のH(水素)から
5メートル位の間隔でプレートが並んでいました。

これを順にたどって歩いてみたのですが、
その日は夜も遅かったので、
原子番号36のKr(クリプトン)までで一旦終了。

調べてみると、原子番号113番の新元素「ニホニウム」誕生の街として、
和光市駅から理研までを「ニホニウム通り」と名付けて、
原子番号1番から113番までのプレートが埋設されているとのことでした。

それからしばらくして、明るいうちに到着できたので、
113番まで歩いてみることにしました。
どうやら10メートル間隔くらいで113個埋まっているらしく、
思いのほか距離がありました。

歩道橋が2か所もあるし
その日は風が冷たくて、耳が痛くなってしまいました。
でも、ニホニウムや周期表、元素記号などのモニュメントが
いくつもあり、なかなか面白いものに出会えました。

さて、私の周期表との出会いは小学生のころに遡ります。

小学校1,2年生のころ、
10歳離れた姉が化学の勉強をしている横で遊んでいたとき、
姉が「これ、覚えてみて!」と言ったのが
周期表の右側の方に並んだ縦の列。

炭素、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛
窒素、リン、ヒ素、アンチモン、ビスマス
酸素、硫黄、セレン、テルル、ポロニウム
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、アスタチン
ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドン

特に一番右端の希ガスと呼ばれるグループの列は、
「怪獣の名前みたい」と言っていたのを覚えています。
訳も分からず唱えているうちに、全部覚えてしまいました。

このとき覚えたものは、今に至るまでしっかり維持されていて、
高校のときも、改めて覚える必要がありませんでした。

時が経ち、私の息子が小さいころは、
『エレメントハンター』というアニメがあり、
そのエンディングテーマが
「スイヘイリーベ ~魔法の呪文~」というものでした。

これは、周期表の元素を横に順番に唱える歌になっていて、
小学生の息子は全部覚えてしまっていました。
そのおかげか、中学・高校では、
化学の元素に関しては興味を持って勉強していました。

小さいころの記憶って、すごいですね。
詰め込み教育は悪、とされがちですが、
いろんなものを吸収できる小さいころに
訳は分からなくても楽しみながら身につけてしまうことで
その先がさらに発展するということもあると思います。

ホメオパシーでは、レメディを分類し、その特徴をつかむうえで

周期表はとても重要です。
小学生のころに覚えたものがベースになり、
今またその上に新たな理解が積み重なっていきます。