我が家では、しばらく前から万能ネギを育てています。
最初は本当に細いヒョロヒョロでしたが、
暖かくなって、だんだんネギらしくなってきました。

ネギには、あまり「栄養」があるというイメージはないかもしれませんが、
「栄養」というのは、何も炭水化物やタンパク質だけではありません。
実際のところ、どんな栄養素が含まれているのでしょうか。

ネギは白い部分は淡色野菜に、青い部分は緑黄色野菜に分類されていて、
それぞれ含まれる主な栄養成分が違います。
白い部分にはビタミンCが、
青い部分にはβーカロテンやカリウムなどが豊富に含まれています。

それでは、各栄養成分の効能について見ていきましょう。

ネギの白い部分には、抗酸化作用のあるビタミンCが豊富です。
ビタミンCは体の酸化を防いでくれるので、
老化や生活習慣病、血管疾患の予防に役立ちます。
また、日焼けやしみの原因であるメラニン色素の生成を防いでくれます。

ビタミンCは、体内で作り出すことも貯蔵することもできないため、
こまめに摂取したい栄養素ですね。

ネギの青い部分には、目を乾燥から守り、
視力を調整するβーカロテンが多く含まれています。
さらにβ-カロテンは強い抗酸化作用を持つので、
肌の老化やがんの予防効果が期待できます。

ネギの青色の部分には、カリウムが豊富です。
カリウムは、体内の塩分や水分のバランスを保ち、
体内にある過剰な塩分を排出してくれるので、
むくみの改善や血圧を下げる働きがあります。

カリウムは水に溶けやすい性質があるので、
ネギは生で薬味として使ったり、
汁物に入れた時は汁を残さずに食べたりするのが良いでしょう。

ネギの特徴的な成分がアリシンです。
他の成分とは異なり、アリシンは部位ごとの偏りは見られず、
ネギ全体に存在します。
アリシンは、胃酸の分泌を促進し、食欲の増進の効果が期待できます。
風邪や夏バテで食欲がないときに、特にうれしい成分ですね。

長ネギ、白ネギ、青ネギ、小ネギ…。
ネギには、さまざまな呼び方や500種類以上の品種があり、
種類によって栄養価も変わってきます。

白い部分が長く太いものを「根深ネギ」と言い、
長ネギや白ネギとも呼ばれます。
昔、祖母がネギのことを「ネブカ」と呼んでいて
なぜだろう?と不思議でしたが、これのことだったのですね。

ネギが白いのは、土に埋めて日の光が当たらないように栽培されているから。
ちなみに、緑色の部分が葉で白い部分は茎と思われがちですが、
実はどちらも同じ葉なのです。

根深ネギは、生だと辛みを活かして薬味として用いられます。
また、加熱すると甘味が出てくるので
鍋物、煮物、炒め物、和え物としてもおいしくいただけます。

緑色の部分が細く長いものは
「葉ネギ」 もしくは「青ネギ」と呼ばれています。
そして、葉ネギを若採りしたものを一般的に「小ねぎ」と呼びます。

よくスーパーなどで見かける万能ねぎや九条ねぎは、
小ねぎの品種名を指し、それぞれ福岡、京都が発祥だそうです。
緑色が鮮やかな葉ネギは、主に薬味として用いられることが多いですね。

根深ネギと葉ネギを比べてみると、
葉ネギの方がカリウムは1.3倍、カルシウムが約2.2倍、
ビタミンCが約2.3倍、β-カロテンはなんと18倍以上も含まれています。
同じネギであっても、これほど栄養価の違いがあります。

ただし、根深ネギと葉ネギの1回に食べる量を比べると、
ボリュームが多い根深ネギの方が多くなります。
熱を加えれば、食べられる量もぐんと増えます。

データ上は100gあたりの栄養価の比較になりますが、
実際に食べる量も関係してくるので、
あまり気にせず、美味しく食べましょう。