新年度を迎えました。
新しい学校や職場で新しい生活を始めている方も多いことでしょう。

先日、ホメオパシーのクライアントさんのお母さんから
ご相談がありました。

クライアントさんは保育園に通っている4歳の男の子、A君。
熱が上がったり下がったりが続いているそうです。
あとは鼻水が少しあるくらいで、
他にはこれといった症状もないそうです。

少し詳しくお話を伺うと、
お母さんはこの3月に職場復帰をされたそうです。
A君には1歳になる妹さんがいて、
同じ保育園に妹さんといっしょに通うことになったのです。

お母さんはお仕事に行く前にお子さんを預けるため、
すべての時間がこれまでより早まりました。
お母さんも、久しぶりのお仕事で、毎朝必死です。

妹さんは保育園が初めてなので、まずは慣らし保育。
お母さんが先に妹さんを迎えに行くと
A君は泣いてしまうことが続きました。

妹さんは朝、保育園でお母さんと離れても
結構ケロッとしているのに
A君は妹さんとなかなか離れようとしなかったそうです。

そんなことが1か月近く続いたころに
熱が出始めたのだと言います。

3月は気温の変化も激しく、
身体にもストレスがかかっていたでしょうが、
これまでと異なる状況に、
A君の心にもストレスがかかっていたに違いありません。

お母さんはお仕事に支障が出ないよう、
ずっと気を張っていたでしょう。
毎日、時間との勝負で必死だったに違いありません。

下のお子さんが保育園に慣れるかどうか、
まずは心配だったでしょうし、
毎日の慌ただしさはこれまで以上だったでしょう。

A君にしてみれば、お母さん、どうしちゃったんだろう?
という感じだったのかもしれません。

私がお母さんに提案したホメオパシーレメディは「プルサティラ」。
セイヨウオキナグサという和名の植物からつくられたレメディです。

黄色の分泌物が出る風邪などにもよく使われますし、
熱が上がったり下がったりするようなときにも使えます。
そして何より、「わたしを見て!」
というエネルギーを持つレメディなのです。

メソメソ泣いて、なぐさめると好転するという特徴があります。
お母さんにこっちを向いてもらいたくて
熱が出ちゃったんでしょうね。
レメディを摂って、お母さんとゆっくり休んでもらいましょう。