映画『はたらく細胞』を観てきました。
みなさんは、『はたらく細胞』という漫画を
ご存知ですか?

私は漫画を読むのが苦手で、滅多に
自分で買うことはないのですが、
自分で買って読んだ数少ない漫画のひとつです。

以前、このコミック本を
クリニックに置いていたところ
スタッフにも人気でした。

その後、テレビでアニメ化されていましたが
そちらは観ていなかったので、
今回、劇場版でどのように描かれるのか
とても楽しみでした。

「最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ」という
副題がついています。

“腸”とあるように消化管が主な舞台になっています。
そして、腸内環境と免疫の関係が
とても分かりやすく描かれているのです。

最近では、腸内環境の重要性が
さまざまな場面で取り上げられるように
なってきていますね。

身体によい食事や栄養はありますが、
腸内環境が整っていないことには
せっかく摂った食事や栄養を
有効に使うことができません。

それだけではなく、
腸内環境が悪いと
免疫の働きが低下してしまうのですが、
そういうことも、この映画では
しっかりと描かれています。

もっとも、どうしたら腸内環境を良くできるのか
という、具体的な細かいところまで
描かれているわけではありません。

でも、私たちの身体にとって
外的・内的に問題のある“敵”に対して
私たちの身体自体に素晴らしい機能が備わっている
しっかりとはたらく細胞がたくさんいるということを
再認識させてくれます。

新型コロナウイルスに対して
特効薬やワクチンなどがなければ
何も打つ手はないかのような風潮が
強いように感じられます。

しかし、私たちの身体に備わっている
素晴らしい働きのことをもっと信頼しても
良いのではないでしょうか?
そして、その働きを助けるような方向性を
模索する必要があると、改めて思いました。

この映画には、かわいらしいキャラクターが
たくさん登場してくるので
小さいお子さんでも、夢中になって観ることができます。

小さいころから、自分の身体の仕組みに興味を持ち、
それを大事にし、信頼できるようにするような
教育が必要だと痛感します。

大人も子どももいっしょに
映画館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

自分の身体と健康に
さらに興味を持てるようになる
そんなきっかけになるといいですね。

2021年1月からは、
第2期のテレビ放映があるようです。
こちらも楽しみです。