5月の第2日曜日は母の日。
お母さんに感謝の気持ちを伝える日。
昔から定番はカーネーションのプレゼント。

最近は、お花を贈るにしても
カーネーションに限らず、
さまざまなお花を贈るようになっているようです。

紫陽花の鉢植えでも、色や形に
いろいろなバリエーションがあって
見ているだけで楽しくなります。
バラを贈る人も増えていると聞きます。

さて、我が家では、しばらく前から
バラの苗を植えて育てています。

薄いキャラメルのような色の花が咲く
バタースコッチ。つるバラの仲間です。

淡いピンク色の大輪の花を咲かせ、
爽やかな香りを放つ、ボレロ。

そして、濃いピンク色のアライブ。

先月下旬から、次々に花を咲かせてくれています。
咲きかけた花を切って、小さなガラス瓶に差して、
食卓に飾っています。

そうすると、少しずつ花が開いていく様を、
じっくりと観察することができます。
花の細やかな色の変化や香り、
その構造の美しさに、今更ながら驚きます。

それをいかにきれいにカメラに収められるか
悪戦苦闘するのも楽しみのひとつです。

花というのは、昔から人の心を和ませてくれるもの。
石川啄木の『一握の砂』にもこんな歌があります。

友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
花を買ひ来て
妻としたしむ

バラの花が盛りを過ぎたころ、花びらを摘んで乾燥させ、
お風呂に入れて楽しんでいます。
さまざまな楽しみ方をさせてくれる花を
これからも愛で続けたいと思います。