関東地方は梅雨入りしました。
雨が降ると、出かけるのが億劫になりませんか?
それとも、雨のなかを
カラフルな傘をさして出かけるのがお好きでしょうか?

雨が続いた後の晴れ間には、
なんだか無性に旅に出たい!と思うかもしれませんね。
そんなとき、あなたは素直に旅に出かけますか?

旅に限らず普段の生活でも、
なぜだか分からないけれど、なんだかこうしたい、
ああしたい、という気分になることはないでしょうか。
もしかするとそれは、身体が求める「身体の声」なのかもしれません。

人間の身体は肉体と精神からできていて、
両方の共同作業で機能しています。
自動車に例えれば、肉体は車両、精神は運転手。
つまり、私たちは身体という車両を操る運転手ということになります。

運転手が車両をうまく操るには、車からの情報に注意して、
車が行きたがる方にハンドルを切ることも必要です。
頭で考えてハンドルを操作するだけでは、
車は目的地に辿り着けません。

車両からの情報、つまり肉体としての
身体からの情報が「身体の声」なのです。
「身体の声」を聴けば、身体の行きたがっている方向、
身体が何を求めているかが分かります。

では、どうすれば「身体の声」を聴くことができるでしょうか。
それにはまず、自分の身体を一番よく知っているのは
自分自身だという自信を持つことが大切です。
そうして次に身体の言い分にじっと耳を澄ましてみましょう。

「 」の身体の声に対して、
身体が求めていることを『 』に書いてみました。

「眠い」
『身体を動かしたり頭を使ったりするのをやめて、早く寝させて!』

「頭が痛い」
『もう頭を使いたくない!』

「目が痛い」
『目を使うのやめてほしいよ』

「お腹がすいた(空腹感)」

『エネルギーが足りないから食べ物が欲しい』

「喉が渇いた」
『水分が不足してきたから何か飲んで欲しいよ』

「おいしくない」
『これは身体に良くないもの、今は必要ないもの、
とにかく、これは欲しくない』

「吐き気がする」
『胃に物を入れたくないよ』

「嘔吐」
『胃に入ったものは要らないから出しちゃうよ』

「下痢」
『吸収したくないものだから早く腸から出すよ』

「だるい」
『疲れているから、休んでよ』

いろいろな声が聞こえることに気づきましたね?
もっとたくさん聴こえてくるはずです。

こうした「身体の声」にしっかり耳を傾けて
生活をその声に合わせれば、
あとは身体が行きたがる方向、
身体が最も快適でいられる状態に連れて行ってくれるでしょう。

無性に旅に出たい!という声が聞こえてきたら、
聴く耳持って、旅へと生活のハンドルを切ってみませんか?