このGWの前半は、毎朝早起きをして庭の手入れをしました。

我が家の庭は、この十数年間、
手入れらしい手入れがされてきませんでした。
まったくしていなかったわけではないのですが、
留守にすることも多く、時間がないので、
雑草が伸びないように、
その時その時をしのいできただけでした。

最初は除草剤を撒いていましたが、
ある時期からは庭全体を防草シートで覆ってしまいました。
10年間もつ、というこのシートも、
途中からはほんの小さな隙間から雑草が顔を出しました。
シートを留める杭を打った小さな穴からも
雑草は顔を出してどんどん増えていきました。

あるときは、シートとシートの間の細い隙間を
ドクダミが埋め尽くし、白い花の帯ができたこともあります。

そして、約10年経ったこのGWに、
防草シートをめくり、本格的に草むしりをしました。

防草シートのおかげで、
目に見える雑草はそれほど多くないのですが、
蔓になっているものは、引っ張るとどこまでも伸びています。
そんな蔓が防草シートの下で張り巡らされていました。

同じ雑草がかたまって生えているところの根を探ると、
根が四方八方に張り巡らされていました。

表面に出ている草だけを取り除くことを繰り返しているうちに、
根はより太くなり、より深く、より広く張り巡らされます。
そして、ちょっとのことでは抜けなくなってしまいます。

今回は、そんな草を見つけるたびに、
まずは根がどのように張り巡らされているか、
周りの土を少しずつ掘りながら見定めました。
しっかりした根を1本1本、
その根の生えている方向を確かめながら引っ張ります。
思いがけずなが~い根っこが抜けるとうれしくなります。

中には、横に伸びた根を他の草の根が
邪魔をしていていることもあります。

かと思うと、横に伸びている根はそんなにないのに、
地中深くに太い根がまっすぐに伸びているものもあります。
これは力を加える方向さえきちんと考えれば
案外すんなりと抜けてくれます。

雑草の根の張り方を見ていると、
病というのも同じだなと思います。

表面に出ている症状だけを取り除いていても、
病はどんどん深く、複雑に広がっていってしまいます。
慢性の病とはそういうものです。

その慢性の病を治すためには、
その病に至ったプロセスを紐解いて、
ひとつひとつ解決していく必要があります。
最初は複雑に見えた病も、紐解くことで筋道が見え、
少しずつ治癒に向かうことができます。

置かれた環境や状況、治癒を妨げているものを見極め、
ひとつひとつに対処していくことがとても大事です。
薬などのいわゆる「治療」というものは、
そういった治癒を妨げるものに対処した上でないと、
思ったような効果が出ません。

逆に言うと、治癒を妨げるものをきちんと取り除けたら、
病の大部分は良くなってしまうでしょう。
そうすることで、病気の再発を防ぐこともできます。
ということは、これをやらないと、
「治療」をしても再発してしまう可能性が高いわけです。

病を治すのは、あなた自身。
治りやすい環境に自分の身を置いてあげてください。
「治療」はほんの少し手を貸すにすぎません。