
英国ロイヤルバレエの『不思議の国のアリス』を映画館で観てきました。
昨年10月にイギリスで開催された公演の映像です。
踊りや音楽もさることながら、舞台装置が素晴らしくて、引き込まれました。
コミカルな演出がたくさんあって、とても楽しい舞台でした。
物語の『不思議の国のアリス』も改めて読んでみたいと思いました。
その『不思議の国のアリス』と言えば、
瓶入りの薬を飲んで大きくなったり、
お菓子を食べて小さくなったりする場面がありますね。
そして、その後ちょうどよい大きさになるために
大きくなるキノコと小さくなるキノコを少しずつ齧る、という場面が登場します。
この『不思議の国のアリス』に出てくるキノコと同様の症状を持つ
ホメオパシーのレメディがあります。
アガリクス(Agaricus)という、キノコのレメディです。
感覚の異常があって、ものすごく大きく見えるとか、
ものすごく小さく見えるとか、
近くのものがすごく遠く見えるとか、
そのような症状があるのです。
アガリクスは、免疫を活性化する働きがあるということで
健康食品などにも使われていますが、
本来、毒性の物質を含むものです。
その毒性物質の働きにより、知覚の異常をきたします。
そのほか、神経系の異常も出ますから、
痙攣なども起こしえます。
その辺りもホメオパシーのレメディの症状にも表現されていて、
アガリクスのレメディが使える人というのは、
動きがぎこちない、という特徴があるのです。
もちろんアガリクスのレメディには、他にも様々な症状があります。
『不思議の国のアリス』とつながりのあるホメオパシーレメディがある
ということを、知っていただけると、
ホメオパシーにも興味が湧いてくるのでは?と思い、ご紹介しました。