みなさんは、掃除が好きですか?
私は、掃除が嫌いなわけではありません。掃除をしてきれいになった後の爽快感は好きですし、こまごましたものを整理整頓するのは結構好きです。

でも、階段を掃除するのはなかなか重い腰が上がりません。息子が家にいたときはやってもらいましたが、その息子も今では一人暮らし。

幸か不幸か、家族にはアレルギー持ちがいないこともあり、「ホコリでは死なない」ということで、どんどん先延ばしにしてしまいます。

ここ最近、気になりながらもずっとできていなかった階段の掃除。

何がそんなに億劫なんだろう?と考えてみると、、、

まず「掃除機を出す」ことが面倒だと感じていることに気づきました。それなりの大きさと重さがあり、電源コードを差す必要のある掃除機は、階段では使いにくいものです。持ち運びの便利さを考えて充電式の掃除機を使ったこともありましたが、そうすると吸引力が落ちます。使い終わったら、ホコリの始末も必要です。

こんなことを考えていると、掃除をするには「まとまった時間が必要だ」と感じてしまい、ますます億劫になってしまうのです。

掃除機に対する不満は、それだけではありません。隅っこのホコリがうまく吸い込めず、イライラすることもありますし、だからといっていちいち細い吸い込み口に交換するのも面倒です。

さらには、しっかり掃除機をかけても、何となく細かいざらつきが残っているようで、すっきりしません。せっかく労力をかけて掃除をしても、満足感は得られません。すっきりさせるには、どうしても拭き掃除が必要なところです。とはいえ、拭き掃除は雑巾を洗うことを考えると嫌になってしまいます。

そんなこんなで日々が過ぎていくうち、たまたまEMWという有用微生物群を利用したハウスケア用品を買ってみました。水で薄めてスプレーをして掃除に使うものです。それでふと思いつきました。

そうだ、階段の掃除も、この溶液をスプレーして拭き取れば、ホコリも汚れもいっしょに取れて、すっきりするに違いない! 雑巾が嫌なら、ボロ布をを使えばいい!

スプレーはペットボトルを利用できるものがあったので、それで薄め液を作り、古いタオルを小さく切ったものをたくさん準備して、いざ!

1段1段、シュッシュとスプレーして拭き取っていきます。ホコリが舞い上がることもなく、隅々までざらつきなくきれいになっていくのを目にすると、気持ちよくなって、嬉しくなっていきます。

階段の水平部分だけでなく、掃除機ではうまく吸いとれない垂直の部分や、巾木の上面まで、スイスイときれいになっていきます。

ああ、あの億劫だった時間は何だったのでしょうか!

次の予定までのちょっとした細切れ時間で、すっきりピカピカになりました。

階段周りの床も、チャチャっと掃除ができてしまいました。巾木の上面がスッキリするのはとてもうれしい!

ついでに手垢で薄汚れた電灯スイッチまで真っ白にしてしまいました。

こんなことなら、もっと早く掃除すればよかったなあ。

その後は、目についたらすぐにチャチャっと掃除することができるようになりました。

ホコリだけであれば、このような掃除の仕方は水でもできるのだと思いますが、EMWを使うと洗剤を使わずに汚れがとれます。有用微生物たちが発酵で作り出した物質が汚れを落としたり臭いを消したりしてくれるわけですから、微生物たちが守ってくれるのです。なんとありがたいことでしょう。

目には見えないけれど、微生物たちの力を感じる生活を少しずつ始めてみようと思います。

腸内細菌や皮膚常在菌といったヒトの身体そのものに接している部分だけでなく、身体を取り巻く環境にも微生物たちの力が働いていることを意識して毎日が過ごせたら、と思います。